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2003年ストマックのまとめ
■2003年シーズンのストマック内容物(魚が食べていたもの)をまとめたストマックチャートです。
サンプルは、基本的に水生昆虫のハッチを意識しながら採取しましたが、時間帯、釣り方、狙う魚によって食べている物が違い、魚はハッチしてい
るものを優先的に食べているとは限ならいので、ストマック内容物が必ずしもハッチと一致しているわけではありません。
■採取したサンプルを、シャーレ内の個体数と個体が含まれた回数でおおよそつぎのように分類しました。分類は大雑把です。
・・・・・・・・なし‥‥空白・・・・少‥‥○・・・・中‥‥●・・・・やや多い‥‥●・・・・多い‥‥●
■虫の形態 ・カゲロウ類 N‥‥ニンフ(幼生) D‥‥ダン(亜成虫) S‥‥スピナー(成虫) ・カワゲラ類 N‥‥ニンフ(幼生) A‥‥アダルト(成虫) ・トビケラ/ユスリカ類 L‥‥ラーバ(幼生) P‥‥ピューパ(蛹) A‥‥アダルト(成虫) ガガンボ類 ・ブユ/オドリバエ類 L‥‥ラーバ(幼生) A‥‥アダルト(成虫)
2003年 ストマックのまとめ
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┃ 虫の分類 │形 態┃ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月┃
┃ │ ┃上中下│上中下│上中下│上中下│上中下│上中下│上中下┃
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┃コカゲロウ類 │ N ┃○●●│●●●│○○●│●○●│●●●│●●●│●●●┃
┃ │D・S┃○○○│●●●│●●○│○○○│○●●│●●●│●●●┃
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┃フタオカゲロウ類 │ N ┃○○●│●●●│○○○│○○○│ ○○│○○○│ ┃
┃ │D・S┃ ○│○○ │ ○ │ │ │ │ ┃
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┃トビイロカゲロウ類 │ N ┃○○●│○○●│○○○│ │○○○│○○○│ ○○┃
┃ │D S┃○○●│ ○ │ │ │○ │ ○│ ┃
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┃ヒラタカゲロウ類 │ N ┃○○○│○○●│●○○│○●●│○●○│●●●│○●●┃
┃タニガワカゲロウ類 │D S┃○○○│○○○│ ○○│ ○○│ ○ │○○○│ ┃
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┃ヒメカゲロウ類 │ N ┃ │ ○ │ ○○│○●○│ ●●│○●○│ ○●┃
┃ │D S┃ │ │ │ │ │ │ ┃
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┃マダラカゲロウ類 │ N ┃○●○│●●●│○○○│○●○│○○○│○ │ ○┃
┃ │D S┃ │●●●│○○○│ │ ○○│ │ ┃
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┃モンカゲロウ類 │ N ┃ ○│ │○●○│ ○○│○○○│○○○│ ○○┃
┃ │D S┃ │ │○○○│ ○│ ○○│ │ ┃
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┃その他カゲロウ類 │ N ┃○○ │ ○│ ○│ ○│○ │ │ ┃
┃不明カゲロウ類含む │D S┃ │○○○│●●○│ ○│○○○│ │ ○┃
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┃オナシカワゲラ類 │ N ┃○●○│○○○│ │ │ │ │ ┃
┃クロカワゲラ類 │ A ┃○○●│ ○○│ ○ │ │ │ │ ┃
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┃ミドリカワゲラ類 │ N ┃ ○○│○○○│● │ ○●│ │○ │ ┃
┃アミメカワゲラ類 │ A ┃ │ ○○│○○○│●○○│ ○│ │ ┃
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┃カワゲラ類 │ N ┃○○○│○○○│○○○│○ │ ○○│○○○│○○○┃
┃フタメカワゲラ類 │ A ┃ │ │ ○○│○○ │ ○ │ │ ┃
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┃その他カワゲラ類 │ N ┃○○○│●○●│○○○│○○○│ ○○│●●○│○○○┃
┃不明カワゲラ類含む │ A ┃ │ ○│○●○│○○○│ │ │ ┃
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┃ │ L ┃○●○│○○○│○○●│ ●│○○●│ ○○│○○○┃
┃トビケラ類 │ P ┃ ○○│ ○○│○○○│○○●│○●○│●○○│○○○┃
┃ │ A ┃○○○│○○○│ ●│○○○│ ○○│○○ │ ○┃
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┃ │ L ┃○○○│ ○ │ │○●●│ │ │ ○┃
┃ガガンボ類 │ P ┃ ○○│○○○│ ○○│○○●│●○○│○○○│○○●┃
┃ │ A ┃ ○○│○○○│○○●│○○○│○○○│ │ ○┃
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┃ │ L ┃○○○│●○○│○○○│ ○│○○○│ ○○│○○○┃
┃ユスリカ類 │ P ┃○●●│●●●│●●●│●●○│○○○│○●○│○○●┃
┃ │ A ┃○●●│○○●│○○○│○○○│ ○ │ ○○│ ○┃
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┃ブユ/オドリバエ類 │ L ┃ │○ │○○○│ ○│○○ │○ │ ○┃
┃ │ A ┃ ○○│○○●│●●○│○●○│●●●│○○○│○○○┃
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┃陸生昆虫類 │ ┃ ○○│○○○│○●●│●●●│●●●│●●●│●●○┃
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┃水生甲虫類 │ ┃ │ ○│ ○○│ ○ │ ○ │ ○│ ┃
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┃貝類 │ ┃ │ │ │ │ ○│ ○│○○○┃
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┃植物類 │ ┃○○●│○○●│○●●│●○○│○○●│○○●│●●●┃
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┃ │ ┃上中下│上中下│上中下│上中下│上中下│上中下│上中下┃
┃ 虫の分類 │形 態┃ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月┃
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※3月上旬のデータはありません。 ※10月はクローズのためデータはありません。
2003年全体の印象
●2003年は冷夏の影響で例年は釣りになり難い真夏の日中でも魚は釣れました。真夏でも水生昆虫の羽化があり、また雨が多く水も多めだったので、陸生昆虫の供給(雨で木から落ちるなど)もたくさんありました。
●1年を通じてもっとも多くの魚に食べられていたのがコカゲロウとユスリカで、どちらもフライのサイズにすると#18以下の小さな虫です。養沢では小さめのフライが効果的だという理由も、これらの常食している餌のサイズとも関係がありそうです。
●陸生昆虫(テレストリアル)は5月頃からポツポツと食べられ始めて、7月と8月にピークを迎えました。7~8月は水生昆虫の羽化が少なくなるので餌を陸生昆虫に頼る傾向が出ます。特に雨後は木から落ちるたり水に流されたりした陸生昆虫がたくさん食べられています。
●春から夏にかけて安定的に食べられていたのがカワゲラ(ストーンフライ)です。養沢を含む多摩川水系はカワゲラが非常に多いので、魚に食べられた確率も高かったのだと思います。春先に羽化するのはクロカワゲラやオナシカワゲラなど小さな(#16以下)ものが多く、徐々に大きなフタメカワゲラやオオヤマカワゲラ(全長4センチ)が登場します。岸に這い上がって羽化するので抜け殻が石にたくさんついていることがあります。
●藻や苔など植物性のものは圧倒的にニジマスが食べている比率が高く、特に苔や藻は一口サイズに千切れていて意図的に食べたとしか思えないものがたくさんありました。もしかしたら水中で藻についている水生昆虫を一緒に食べているのかもしれません。
●ストマックから出てきたもので意外だったものが貝(カワニナ)でした。40センチほどのニジマスが2匹食べていましたので意図的に食べたものだと思いますが、カワニナはフライでは演出しずらいです。
●8月の台風の翌日、ハッチしたばかりのフタスジモンカゲロウが自動販売機や街灯の下にたくさん集まっていました。とても普段では見られない数ですが、集中ハッチは増水や風と何らかの関係があるようです。

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